我が家では、1歳になる次女には、夜中フォローアップミルクをあげていますが、これがもう革命的と言いますか、、、も、うこれなしには育児成立しないのではないかというくらい依存しきっております。
というわけで、今回はフォローアップミルクの体験談についてご紹介したいと思います。
タイトルにもありますが、わが家では1歳児の夜間断乳の試みとしてフォローアップミルクを導入しました。結果、妻の夜間の授乳対応が激減し、睡眠環境の大幅な改善に貢献したものと考えてます。
夜間断乳の取り組みをされている方、フォローアップミルクを検討されている方にとって少しでも参考になればと思います。
フォローアップミルクとは
フォローアップミルクとは、離乳食が始まった赤ちゃんの栄養補給食品です。離乳食が1日3回になる、離乳食後期、およそ9ヶ月ごろから開始が推奨されています。
参考:雪印メグミルク フォローアップミルクとは?なぜ必要なの?
そもそも、赤ちゃんにあげるミルクには大きく、育児用ミルクとフォローアップミルクに分かれており、育児用ミルクとは目的が違うので当然中身も異なります。
育児用ミルクは栄養を限りなく母乳に近づけてつくられており、母乳不足の時、母乳が与えられない時に母乳の代用品として与えられるミルクです。
一方フォローアップミルクは、あくまで普段から離乳食などから栄養が摂れるようになってきた赤ちゃんに対し、鉄やビタミンCなど不足しがちな栄養を補うことを目的としています。育児用ミルクの代替品にはならないため、ここは注意が必要です。
参考:一般社団法人日本乳業協会:「乳児用調製粉乳」と「フォローアップミルク」の違いは何ですか?
フォローアップミルクを使うようになったきっかけ
わが家でも、子どもの鉄、ビタミンCなどの栄養不足については気になってはおり、それはもちろんそれで重要な課題ではありました。ですが、本当のきっかけは、ママとパパの夜泣き対応に対する不公平感の解消。ここに尽きます。
ある日、妻にこう言われました。
「もう夜しんどい。いい加減卒乳したい」
我が家では次女がまもなく1歳の誕生日を迎えるタイミングでした。それまで、夜中は2-3時間ごとに夜泣きがあり、その都度妻が授乳する日々を送っておりました。一方私はというと、
ガッツリ寝ておりました
夜泣き対応は、長女の時も含め、妻に丸投げで朝までぐっすり寝ておりました。(もっと言えば、その晩何回夜泣きがあったのかも認識できていませんでした)
周りのパパどもに聞いてみても、同じだというので(私の周りが異常なのか?)、あっ、それが普通なんだな。と納得していました。
とはいえ、毎日寝不足に悩まされながら、日中は家事をしつつ暴れん坊の娘2人を面倒み続ける日々。さすがに妻の身が持たないことにようやく気づき、1歳での卒乳と、夜間の授乳を私が対応することにしました。
実際にフォローアップミルクを使ってみた
「楽」さを求めるならば液体タイプ一択
フォローアップミルクといっても、粉タイプやキューブタイプなど、各メーカーさんから様々なラインナップが出ており悩みました。いくつか試してみましたが、わが家では液体タイプのものを採用しました。
理由は一番あげるのが「楽」だからです。
最初はキューブタイプを使っていましたが、やってみるとこちらも簡単でしたが、少し煩わしいと感じてしまいました。一度沸騰したお湯を70度くらいまで冷まして、少しのお湯でキューブを溶かして、残りのお湯を入れ、飲み頃温度まで冷やして。
これ、普通に働いている平日の夜にするのしんどい・・・
一方、液体タイプのフォローアップミルクの与え方は非常に簡単です。缶をよく振り、フタを開けて専用の飲み口を缶の上からかぶせる。以上。
毎日のことを考えると、できるだけ負担の少ない方法が良いと考え、液体タイプにしました(1杯あたりのコストで言うと一番高いです。(最後の方で比較表も作ってみましたので参考にしてみてください))
スタート~1週間
次女が1歳になるのを機に、ママからパパへの夜泣き対応業務の移行が始まりました。うちは始めた当初はだいたい23時ごろ最初の夜泣きがあり、その後2時、5時と大体3時間おきに夜泣きがありました。
最初の夜泣きのタイミングでは基本的に起きているので大丈夫なのですが、深夜のタイミングが課題で、これまで夜泣きしても全く気づかなかったため、果たして気づくのか?という不安がありました。
これに対する対策はシンプルなのですが、妻に叩き起こしてもらう、によって解決しました。
また、最初の1週間くらいはミルクを与えてもほとんど飲まず、結局妻に授乳してもらっていました。
1週間~3ヶ月
1週間くらい経過する頃から、だんだん飲むようになりました。ただ、一本飲み切ることはなく、1/3から半分飲むくらいでした。(量は月齢や個人差で変わってきますのであくまで参考までに)
この頃の1番の驚きは、子どもの夜泣きに対して反応し、起きられるようになってきたことです。
これまで全く夜泣きに気づかずに朝までぐっすりだったのに・・・!気がつけば起きてミルクをあげられるようになっていたのです。
おそらく夜間の授乳がフォローアップミルクとなったことで、夫婦どちらでもできる作業になったこと。それと、妻が「私はもう起きないからお前やれ」と宣言したことにより、私がやらねばこの子達が、、、という責任感が芽生えたのではないか、と思います。(笑)
3ヶ月以降
この頃になると、フォローアップミルクの効果かどうかわからないですが、寝起き回数が徐々に減ってくるようになりました。
個人差もあるので影響はわからないですが、明らかに長女の頃よりも深夜の夜泣き回数は減ったことと、私が夜間ミルクをあげる体制が出来上がったことによって、妻の睡眠環境も改善したように思います(本人の感想)。
フォローアップミルクおすすめ
フォローアップミルクについては様々なメーカーさんから商品が出ておりますが、おすすめは液体ミルクタイプです。
常温であげられ、缶を開けて専用の飲み口を取り付ければすぐにあげられることから、誰でもでき、非常に簡単です。粉タイプやキューブタイプと比較すると、1杯あたりのコストは高くなりますが、個人的に1番のおすすめです。
そもそも液体ミルクはごく最近で出したものでまだあまり認知度も高くないのかもしれませんが、2018年に厚生労働省の省令の改正・交付を経て、国内でも製造・販売ができるようになったようです。
参考:一般財団法人 東京顕微鏡院 国内製造・販売が許可された乳児用液体ミルクと今後の普及
粉 | キューブ | 液体 | |
特徴 | 粉末が缶に入ったもの。昔からあるタイプで、最も低コスト | 一定のサイズで固形となったもの。5-6個で1袋に包装されており、携帯しやすい | 液体で缶に入ったもの。常温で保存し、常温のままあげられる。 |
作る時間:目安 | 5-10分 | 5-10分 | 1分以内 |
後片付けの手間 | △:哺乳瓶の洗浄、消毒 | △:哺乳瓶の洗浄、消毒 | ○:飲み口の洗浄、消毒 |
Amazonの参考価格 2024/3/24時点 ()内は、1杯(240ml)あたりの価格 | ◎4,834/800gx2缶 (102円/本) | ○5,614/60袋x5個 50杯分 (112円/本) | △5,045 24杯分 (210円/本) |
フォローアップミルク使ってみた感想
今回の試みで、栄養面に関しては栄養不足が補われているかどうかは、子どもの様子を見ている限りわからない。と言うのが正直なところです。
普段の離乳食で栄養が取れているのであれば、フォローアップミルクはそもそも必要ないのかもしれません(あくまで栄養補助ですので)
ただ、確実に言えることとして、ママの睡眠時間が改善したと言うこと。これが1番の成果だと思います。
フォローアップミルクにしたことで夜間の授乳がパパもできるようになったことと、最初は起きられなくても結局は義務感で起きられるようになったことで、夜間対応の夫婦間の不公平感は改善したと言えます。(今は私側に寄ってるような気がしますが、、これまで妻に押し付けてきたので文句は言えない・・・)
まとめ
今回、夜泣き対応時の夫婦間の不公平感の解消を目的として、卒乳とフォローアップミルクをした内容を体験談としてまとめてみました。
最初は子どもがうまく飲めなかったり、結局ママに授乳してもらったりと、うまく進まないこともありましたが、1週間以上続けることで少しずつ変わっていき、最終的にはうまく卒乳と夜間対応の妻の負担軽減ができたのではないかと思います。
また、今回活用した液体ミルクは2018年以降からで出した新しいタイプのものになりますが、常温でそのままあげることができ、非常に重宝しました。わが家では完全に定期便対象品となりました。
皆様もぜひ活用を検討してみてはいかがでしょうか?